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りんごの駅

さっきまで聴こえてた
さっきまで見えていた
さっきまで此処に在った
確かだ

さっきまで動いてた
さっきまで合わせてた
さっきの視線は二番線
遠去かる

荒れた部屋の中でアイツは無意識の情景
愛は只の名前だ 明ける夜に、夜に

透明だったあの日は去って
変わっていって明日になっても
足りない、足りない

何も無かったみたいになって
雨になって街に溶けてしまう

アイツは天気が悪くなると
低気圧で頭が痛くなる

黙っていて僕のことだ
落ちていって消えても良いんだ
マトモなんてもう忘れたよ

煩えな

過ぎていってそれが続いて記憶になって
癒えちゃうだなんてさ
進む車窓と流れる残像
触れなくなっても忘れないでいて

その目の奥の景色はもう僕のものだよ
その脳の奥の景色はもう君のものだよ

i hate you

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